Friday 12 February 2016

日顕宗の動き 2016年 2月12日

1.特別供養の追加「30億円」が決定
先月27日、本山で行われた「第2回日蓮大聖人御聖誕800年慶祝記念局委員会」で、平成33年の「御聖誕800年」に向けた新たな記念事業の追加が決まった。
「新たな事業」とは、本山に関するものばかりで、「客殿等の床断熱工事」「 水道設備の新設」「電気・上下水道の中央管理棟の建設」「客殿周辺の敷石の張り替え」「宗務院別棟の新築」など。これにより、これまで法華講に課せられていた特別供養額40億円に、一気に30億円が上乗せされることになった。
特別供養の追加といえぱ、「立正安国論750年」にかこつけて御影堂を改修するとして、平成18年から20年まで計3回に限って行われる予定だった特別供養が、本山内の18もの塔中坊の建て替え工事等、記念事業が次から次へと拡大されて30億円の取り立てが追加され、末寺や法華講から悲鳴があがったことは記憶に新しい。
今後、"追加の取り立て"の知らせが法華講に届くことになるが、御影堂の時と同様、混乱は必至。今回の法華講からの収奪額は合計70億円になり、単純計算すると、末寺は1力寺あたり約1千200万円の供養を本山に"横取り"されることになる。末寺住職の怒りはますます高まっていくことだろう。
2.増え続ける無任所坊主
本年の少年得度者審査の結果が発表になった。それによると、19人が応募し、16人が合格したとのこと。
 昨年の少年得度審査は、応募者が10人で、合格者は史上初めての1桁台となる8人だった。危機感を募らせた宗務院は宗内僧侶に向けて、「在家信者の中から優秀な子供たちを探して、得度審査に応募するよう働きかけるように」と繰り返し徹底した。
 その結果、本年は昨年の約2倍となる19人が応募することとなったが、そのうち在家からはたったの3人。「在家信者の中から優秀な子供たちを」との宗務院の思惑はすっかり外れた格好となった。
 それもそのはず、在家の信者たちは普段から、経済的に困窮し、非現実的な折伏・登山ノルマを押しつけられて青息吐息の末寺住職の姿を目の当たりにしているのである。"息子をあのようにしたくない"と思うのが親心であろう。
 いずれにしても、新たに寺が建つ見込みはないにもかかわらず、住職になる当ての無い無任所坊主は増える一方である。

No comments:

Post a Comment